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2015 年度 実施状況報告書

ガラス化凍結技術を応用した膵ランゲルハンス島シート超低温保存法と機能評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K15480
研究機関明治大学

研究代表者

長屋 昌樹  明治大学, 公私立大学の部局等, 教授 (90329300)

研究分担者 渡辺 將人  明治大学, 公私立大学の部局等, 講師 (00321688)
長嶋 比呂志  明治大学, 農学部, 教授 (50318664)
梅山 一大  明治大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70342699)
松成 ひとみ  明治大学, 公私立大学の部局等, 講師 (70639517)
新井 良和  明治大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (90614769)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード膵ランゲルハンス島 / 膵島移植 / 凍結保存 / ガラス化凍結 / 膵島シート
研究実績の概要

インスリン依存状態の1型糖尿病患者には、生活の質を改善させるべく膵ランゲルハンス島(以下、膵島)移植療法が行われている。臓器不足は世界共通の恒常的問題であるが、膵島移植においては必ずしもそうではない。膵島を長期にわたり安定して保存できる技術があれば、膵島を無駄にすることなく免疫拒絶の可能性が低い患者に移植できる。本年度は、ブタ膵島シートの作製、および、次世代シークエンサーを用いた膵島シート機能の評価法の開発を目的とした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

基礎実験としてマウスの膵島での検討から開始した結果、膵島シートは安定して作製することが可能であったため、現在はブタ膵島でのシート化を試みている。分散したブタ膵島では、マウス膵島に比べ細胞間の結合が弱く、シート化に難渋している。次世代シークエンサーを用いた膵島機能の変化を解析できるシステムの構築では、ブタの遺伝子の多くは既存のゲノム情報が不完全であり、ゲノムワイドな解析が困難である事に直面した。

今後の研究の推進方策

分散したブタ膵島の結合を高めるために、ディッシュの検討を行う。次世代シークエンサーを用いた膵島機能の変化を解析できるシステムの構築では、分担者の検討では、エピジェネティック制御は種を超えて保存された遺伝子の発現調節機構で、動物間においても相同性を確認出来る場合が多いことを導いた。現在、ほかの種のゲノム情報を用いて、ブタの膵島に関連する遺伝子のエピジェネティック制御を検証する手法に切り替える。

次年度使用額が生じた理由

現行で目的におくれがでているため、問題点の検証を行っている。無駄なく研究費を使用するために来年度に差額分を使用する。

次年度使用額の使用計画

主に消耗品として使用する。

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公開日: 2017-01-06  

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