今後の研究の推進方策 |
Cre遺伝子を発現誘導できるもマウスモデルであるCDX2P-Cre-ERT2モデルを使って大腸癌の有望なdriver geneであるApc, Kras, Braf, tgfbr2, ptenなどの複合的遺伝子欠損マウスの解析を行っている。これらのモデルに発生する腫瘍の特徴から、新規にCRISPR/Cas9システムを用いて作製するマウスの遺伝子型やデザインを早急に行う。 GFPやCreのマウスのゲノムへの組み込みについては、既にプロトコールが報告されているので、それを用いてGFP, luciferase, Cre reconbinaseのcDNAを含み、遺伝子導入部位にhomology armをもつ環状のベクターを遺伝子組み換え実験によって作製する。私共はすでに9.5kbのCDX2 promoterをトランスジーン用のベクターに数回の組換えを行い挿入する技術を持っているので、それを応用すれば短期間で作製が可能と思われる。
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