新規ゲノム編集システム(CRISPR/CAS9)を使って(1)大腸上皮特異的Apcノックアウトマウス(CPC-APCマウス)に大腸腫瘍で特異的な転写活性をもつレポーター遺伝子を組み込んでリアルタイムで腫瘍サイズの測定が可能なマウスの作製、ならびに(2)CPC-APCマウスと同じ遺伝子変異を持つ大腸上皮特異的Apcノックアウトラットを作製し、治療効果判定が容易な動物モデルの作製をめざした。 CPC-APCマウスで利用したCDX2プロモーター配列 (9.5kb)の組み込みが困難であり、同時にラットでの遺伝子改変のためのモデルが十分に確立できずこれらのモデルの作製に難渋した。
|