研究課題
挑戦的萌芽研究
肺移植の際の臓器保存液には、ETK液(大塚製薬)が用いられることが多いが、今実験では、ETKを溶質として、超音波ホモジナイザーなどを使用して、perfluorocarbon(PFC)を混合して使用した。PFC溶液を臓器灌流液に用いると、先行研究でも報告はあったが、炎症の惹起が見られるのみで、低酸素状態の改善は見られなかった。これの原因としては、肺動脈内の酸素含有量が少ないのが原因とかんがえられるために、今後はex vivo lung perfusion中での使用を想定している。
肺移植