初代培養骨細胞のin vitro三次元培養系を用いて、骨細胞に物理的な負荷を与えた際に認められるアポトーシス及びRANKLの発現量変動がどのように制御されているのか、解析を行った。三次元培養した骨細胞に対し物理的なストレスを与えることで、マウスin vivoで認められるものと同様のアポトーシスの誘導とRANKLの発現量上昇が再現された。Caspaseに対する阻害剤の存在下ではRANKLの誘導が抑制され、また、細胞間の接触を物理的に抑制することでも同様の傾向が認められたことから、直接アポトーシスを起こした骨細胞からの何らかの接触刺激が一連の現象を制御していることが想定された。
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