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2015 年度 実施状況報告書

軟骨特異的プローブによる関節軟骨in vivo造影と定量評価システムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 15K15551
研究機関岡山大学

研究代表者

大橋 俊孝  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (50194262)

研究分担者 西田 圭一郎  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (80284058)
加来田 博貴  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (80362961)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード関節軟骨 / X線 / プロテオグリカン / 組織再生 / プローブ
研究実績の概要

平成27年度は、①新規軟骨プローブの創出、②関節軟骨基質減少モデルとしてラットOAモデルのin vivo X線CT造影、③軟骨仮骨形成モデルとしてマウス肋骨骨折モデルの蛍光in vivoイメージングを計画した。①については、特許出願済みであるX線プローブ(Ke4-TIB)をもとに軟骨認識に必要なカチオン間距離を推定し、新たなX線プローブとして、トリヨードベンゼンに対しリシンダイマーを両端に有する2Ke2-TIBの合成した。今後、本化合物の軟骨認識能を確認するとともに、トリヨードベンゼン部位を蛍光かつヨウ素を有する構造へ変換する予定である。②、③については、変形性関節症モデルを作製し、X線プローブ(Ke4-TIB)によるCT撮像を行い、そのデータ解析を行った。摘出した標本をCT画像と同一切片を作製、SafO染色と同様な軟骨基質減少を描出し定量することを試みたが、ex vivoに比べて、in vivoでは関節腔内濃度を充分確保することが難しく、理想的な条件設定が完了していない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ラット関節腔内への注射が熟練を要するだけでなく、ex vivoのマイクロCTの性能に比べ、in vivoマイクロCTはX線照射時間、解像度の点が劣るため、十分な描出ができないことが挙げられる。

今後の研究の推進方策

プローブの注射量・濃度の増加により対応を図る。あるいは最近市場に出てきたナノCTで撮像するなどを対応策として考えている。

次年度使用額が生じた理由

進捗に若干遅れが生じたため。

次年度使用額の使用計画

目標達成を行うべく、進捗を早める努力をする。
残額は新たなX線プローブ合成やナノCT使用を含めた画像解析に使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] Ludwig-Maximilians-University(Germany)

    • 国名
      ドイツ
    • 外国機関名
      Ludwig-Maximilians-University
  • [備考] 岡山大学 分子医化学研究室ホームページ

    • URL

      http://www.okayama-u-mbb.jp/

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公開日: 2017-01-06  

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