研究課題
我々は、新しい方法としてカリウムチャネルと揮発性麻酔薬の相互作用に関する定量的な電気生理学的実験を試みている。新しい脂質2重膜法である液滴接触2重膜法(CBB)という方法を開発した。これは油相にガラス電極から電解質溶液を吹き出し、油水界面のリン脂質単分子層を接触させ脂質2重層を形成させる方法である。この方法はこれまでの脂質平面膜法に比べ、実験効率が良く、さらに非対称組成の膜を簡単に形成することができる。この方法を確実に行うことができるように工夫している。
2: おおむね順調に進展している
実験手法の確立に近づきつつある。
実際に揮発性麻酔薬の投与をどのように行うのが効率的か検討しており、実際の投与濃度についても検討中である。
消耗品が残っていたため、使用しなかった。
今年度に消耗品として使用予定である。
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Anaesth Pain & Intensive Care
巻: 20(1) ページ: 71-73
巻: 19(3) ページ: 372-375