研究課題
挑戦的萌芽研究
思春期に相当する生後4週の雄マウスで驚愕反応試験直後に揮発性麻酔薬セボフルラン2.5%を3時間吸入させ、その吸入が24時間後の記憶(長期記憶)に及ぼす作用を検討した。セボフルラン吸入は恐怖記憶を増強し、海馬でのF-アクチン構成およびrac-1タンパク発現を増大させた。以上より、セボフルラン吸入は思春期個体で恐怖記憶の定着を促進することが明らかとなった。
麻酔科学