本研究では,まず,精細管と類似した線状物質で実験し,超音波の反射波のピーク周波数が直径の逆数に比例すること及びその画像化の方法が国際雑誌に採択された,この方法では,可視化に必須の時間-周波数解析の手段として,短時間フーリエ変換(STFT)を用いていた.次に,周波数分解能と時間分解能が窓幅によりトレードオフの関係となるSTFTにおける問題を解決する手段として連続ウェーブレット変換を用いて,細線状物質に超音波広帯域アレイプローブを適用し,得られた波形からその直径および位置情報の可視化が可能なシステムを提案した.結果としてこの方法で直径・位置の両計測が良好に行えることを明らかにした.
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