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2015 年度 実施状況報告書

視標追跡に基づく手術手技の科学的分析と新時代の教育方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K15606
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

村上 節  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20240666)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードアイ・トラッキング / 手術教育
研究実績の概要

日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定医取得者、技術認定医取得を目指している中堅医師ならびに日本産科婦人科学会専攻医の各々の範疇に入る術者の術中アイ・トラッキングを実施した。また、婦人科腹腔鏡下手術において、世界的に技量が認められている術者の術中アイ・トラッキングも施行した。
ドライボックスによるトレーニング中の日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定医取得者および初心者としての臨床実習中の医学生のアイ・トラッキングを実施した。
被験者が裸眼であれば、眼鏡タイプのアイ・トラッカーでのアイ・トラッキングは容易であった。しかし、被験者がもともと眼鏡をかけていると、視点追跡が不確実になる場合があった。
また、両眼で計測を行った場合には、視点が微妙にずれる恐れのあることが判明した。また、眼鏡タイプのアイトラッカーを固定した帽子を着帽して手術に臨んだ場合、時間経過とともに位置のずれが生じる可能性がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

一番の問題点は、被験者が裸眼であれば、眼鏡タイプのアイ・トラッカーでのアイ・トラッキングは容易であるが、被験者がもともと眼鏡をかけていると、視点追跡が不確実になる場合があることである。
また、両眼の計測を行う場合、あるいが眼鏡タイプのアイトラッカーを帽子に固定して装着した場合には、時間経過とともに位置のずれが生じることも判明しており、データ解析に至っていない。

今後の研究の推進方策

今後は術者のアイ・トラッキングを利き目のみに限定し、かつ時間も制限した上で各々の術者のデータを蓄積して、各人の特性の検討に入る。
また、手術教育の成果を得るために、ドライボックスによるトレーニングにおけるアイ・トラッキングの有用性の検討を推進する。

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公開日: 2017-01-06  

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