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2016 年度 実施状況報告書

iPS細胞から毛様体を再生し眼疾患を治療する

研究課題

研究課題/領域番号 15K15632
研究機関京都大学

研究代表者

鈴間 潔  京都大学, 医学研究科, 准教授 (80335265)

研究分担者 赤木 忠道  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (30580112)
村上 智昭  京都大学, 医学研究科, 助教 (50549095)
宇治 彰人  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (60534302)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード毛様体 / 神経節細胞 / iPS細胞
研究実績の概要

毛様体は眼球内で房水という脳脊髄液に相当する分泌液を産生する臓器であり、重度の外傷や増殖性疾患で毛様体が障害され房水産生不全に陥るとその眼は失明に至る。iPS細胞から毛様体を再生し、それを眼内に移植することにより視機能を維持し、失明から救うことができる。さらに毛様体が持っている生理的な房水産生作用をドラッグデリバリーに応用する。導入遺伝子発現システムにより眼内で細胞生存因子や抗血管内皮増殖因子(VEGF)蛋白を産生させ、体外から発現量をコントロールすることにより眼球癆だけでなく他の眼疾患に対しても画期的な治療法となる。再生医療と遺伝子治療を組み合わせた次世代の治療法と言える。

すでにマウスの毛様体を再生することに成功したが、続けてマウスの神経節細胞を再生することに成功した。視神経の再生に繋がる画期的な発見である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者が診療と教育に時間をとられるようになったため。

今後の研究の推進方策

再生した神経節細胞に遺伝子導入し機能するかどうか検討する。

次年度使用額が生じた理由

大学院生が体調不良のため実験できない期間があった。

次年度使用額の使用計画

遅れをを取り戻すので使用予定。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Optimized Culture System to Induce Neurite Outgrowth From Retinal Ganglion Cells in Three-Dimensional Retinal Aggregates Differentiated From Mouse and Human Embryonic Stem Cells.2016

    • 著者名/発表者名
      Maekawa Y, Onishi A, Matsushita K, Koide N, Mandai M, Suzuma K, Kitaoka T, Kuwahara A, Ozone C, Nakano T, Eiraku M, Takahashi M
    • 雑誌名

      Curr Eye Res

      巻: 41 ページ: 558-568

    • DOI

      10.3109/02713683.2015.1038359.

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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