iPS細胞から毛様体を再生し眼疾患を治療する

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K15632
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 眼科学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 鈴間 潔 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80335265)
• 研究分担者: 赤木 忠道 京都大学, 医学研究科, 講師 (30580112) ; 村上 智昭 京都大学, 医学研究科, 助教 (50549095) ; 宇治 彰人 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (60534302)
• 研究協力者: 北岡 隆 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 ; 藤川 亜月茶 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 ; 築城 英子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 ; 松本 牧子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 ; 木下 博文 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 ; 前川 有紀 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 ; 劉 美智 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 大学院生 ; 高見 由美子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 実験助手 ; 浜崎 幸子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 実験助手 ; 高橋 政代 理化学研究所, チームリーダー
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: iPS細胞 / 毛様体

研究成果の概要

2011年に故笹井芳樹先生らのグループよりマウスES細胞から網膜を組織として3次元的に再生できることが報告された(Eiraku M, Nature 2011:472:51)。我々は再生された網膜の周辺部に形態学的に毛様体組織と類似した構造があることを発見し、故笹井先生らのグループと共同で毛様体組織を効率的に再生する方法を開発することに成功した。本研究は再生毛様体を眼内に移植することにより眼球癆の治療法開発、同時に房水にサイトカインや細胞生存因子を分泌させるという新しいドラッグデリバリーの方法を応用した眼疾患の治療法開発を目指す。今後は動物モデルへの移植研究を行う予定である。

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