過去にプロスタサイクリン受容体のSNPについて検索を行った結果、変異型(R212C)について、緑内障患者のみに発現し正常対照には発現していないことが明らかとなり、緑内障発症の原因遺伝子であることが考えられた。 プロスタサイクリン受容体異常性緑内障ともいえる緑内障の診断が可能となり(特許第5169306号)、その病態解明と新たな治療法の開発に向けて研究を開始した。受容体のmRNAを用いて、pef/v5-hisa、pcdna5/frtにある制限酵素kpn1 not1を用いてprimer作製を行い、標識可能な受容体を作ることが可能となった。これを用いた種々の検討を今後行っていく。
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