研究課題/領域番号 |
15K15642
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
新開 統子 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80301612)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 臍帯間葉系幹細胞 / 先天性横隔膜ヘルニア / 肺高血圧 |
研究実績の概要 |
市販のUC-WJSCs (PromoCell社)を用いて、臍帯幹細胞の継代培養を行っている。順調な継代培養に培養液の調整が必要となり、間葉系幹細胞用の培養液などの使用も試みた。現在は、DMSAに血清を添加して用いて行なっている。順調な継代培養が可能となった。 培養した臍帯幹細胞のマーキングのために、蛍光色素を導入した。Sihgma社のCellvueキットを用いて生細胞染色を行った。細胞質に取り込まれた蛍光色素を、蛍光顕微鏡で確認した。細胞質に取り込まれた蛍光色素の量は経時的観察に十分と考えられた。Cellvueで生細胞染色を行ったUC-WJSCsをメッシュインサート上に播種した状態で、ラット胎児肺との共培養を行った。細胞ありの培養は無細胞しよりも、胎児肺のbranching morphogenesisがすすむことが確認された。今後は、生細胞染色したUC-WJSCs が胎児肺に取り込まれているかどうかの観察が必要と考えている。 Cellvueキットで生細胞染色したUC-WJSCsを用いた細胞シートの作成を行った。35mmdish上でのシート作成は、dishから細胞シートを剥が操作が困難であり、作成方法を変更する必要性が生じた。そのため、コラーゲン膜に細胞培養を行い、細胞シートの作成が可能な、Koken社のAtelocellを用いたシート作成に変更することとした。シートの作成は簡便に行えるものの、コラーゲン膜を摘出する操作が困難であり、改善の余地がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
自身の手術、放射線治療などによる研究の遅れがあった。
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今後の研究の推進方策 |
体調回復により、研究を推進できる。 蛍光標識した幹細胞シートは順調に作成可能であり、次のステップとしては、動物に移植し観察を行うことだが、IVISという装置により、生体内での蛍光色素導入幹細胞の動態観察する。
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次年度使用額が生じた理由 |
病気治療により、研究の一時中断を余儀なくされたため、次年度に助成金を繰り越して研究を続けることとしたため。
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