現在、末梢神経損傷後の治療として、神経縫合、神経移行、自家腓腹神経移植等が行われるが、再生軸索の伸張速度は約 1mm/day と遅い。関堂(代表)は、ラットにおいて血管結紮クリップを用いて顔面神経不全麻痺モデルを構築し術式検討を行ってきた。一方、木田(分担)、髙山(分担)は、神経前駆細胞誘導法の開発、神経細胞培養法の開発・デバイス化を行ってきた。 今回、申請者らは、本研究において、マウス間質血管細胞群 (SVF) からの神経前駆細胞誘導法を改善するための条件検討を図り、効率的に神経前駆細胞を誘導する条件を明らかにした(業績参照)。
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