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2015 年度 実施状況報告書

真に骨細胞特異的なCre発現マウスの樹立

研究課題

研究課題/領域番号 15K15682
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

林 幹人  東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50581914)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード骨生物学 / 細胞・組織
研究実績の概要

骨構成細胞の約90%を占める骨細胞は、骨の恒常性のみならず、全身の臓器に影響をおよぼす内分泌性の細胞であるという認識が急速に広まりつつある。これまで、骨細胞特異的な遺伝子欠損マウス作製のためのCreマウスとしてはDmp1-Creが使用されてきた。しかしながら、近年の報告から、Dmp1-Creは骨細胞だけにとどまらず、前段階の成熟・後期骨芽細胞や筋細胞でもCreが発現してしまうことが指摘されている。本研究では、申請者が世界に先駆け確立した骨細胞単離培養系から得られた、骨芽細胞から骨細胞への分化過程のトランスクリプトーム・プロテオーム解析と他臓器での発現データベース解析により、骨細胞に限局して発現する遺伝子を同定し、真に骨細胞特異的なCre発現マウスの樹立を目標とする。
本年度までに、Dmp1-CreマウスとCAG-CAT-EGFPマウスを交配することで、骨細胞・後期骨芽細胞でのみEGFP陽性となるマウスを樹立し、骨の酵素処理ののち骨芽前駆細胞・前期骨芽細胞(EGFP陰性)と骨細胞・後期骨芽細胞(EGFP陽性)をFACSによって分取し、それぞれの細胞からRNAを回収後、トランスクリプトーム解析を行い、骨細胞特異的発現遺伝子を絞り込みを完了した。さらに、内在遺伝子プロモーターを利用し、当該骨細胞特異的発現遺伝子プロモーター領域直後にCre遺伝子をノックインする方法でマウスを作製し、F1マウスが得られた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在まで、当初の計画通り研究が進行している。

今後の研究の推進方策

当初の計画通り、樹立したノックインCre発現マウスをレポーターマウスと交配し、その特異性を確認する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 骨細胞が産生するSema3Aによる骨代謝制御2015

    • 著者名/発表者名
      林幹人、中島友紀、高柳広
    • 学会等名
      第1回日本骨免疫学会
    • 発表場所
      ホテルブリーズベイマリーナ(沖縄県宮古島市)
    • 年月日
      2015-06-30 – 2015-07-02

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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