研究課題
挑戦的萌芽研究
修復象牙質形成過程におけるM2マクロファージと歯髄細胞との相互作用を明らかにするために、窩洞形成後のWnt関連タンパク質の局在を免疫組織化学的に行った。窩洞形成3日後に出現するマクロファージにWnt10aおよびGPR177陽性反応がみられ、7日後の修復象牙芽細胞の核内にはβ-カテニン局在が認められた。以上のことから、修復象牙質形成過程にWnt古典経路が関与することが明らかになり、直接覆髄剤としてWntシグナルを活性化する新たな治療法の可能性が示唆された。
口腔解剖学