本研究は、各施設で個別に保存・管理している研究試料に付随する臨床情報を、共通のプラットフォームで管理・出力することにより、検体試料および付随臨床情報の利活用を安全かつ円滑に行う支援システムの開発を目的として開始した。SS-MIX配布パッケージウエアを改変し、Windows7で稼働する単体のPCににおいて臨床情報を閲覧するシステムの構築に成功した。次に、ダミーデータからなるシステムとの間でテスト運用を行い、動作確認をおこなった。一方で、電子カルテと連動した研究情報入力支援部門システムの開発を開始した。本部門システムは病院電子カルテの提供会社の違いを超えて実臨床への適用が可能である。
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