研究課題
挑戦的萌芽研究
骨延長術では骨折部位に一定の張力をかけ続けることによって、骨・神経・血管・筋組織などを含む大型組織新生・再生を促す。しかしながら、治療期間が長いことが欠点である。延長速度を速めると骨形成が抑制される。本研究では急速延長が延長間隙に炎症反応を惹起することを示す。さらにケモカインMCP-1と分泌型TypeIレクチンsSiglec-9で構成される抗炎症性M2マクロファージ誘導因子の投与によって延長間隙が組織再生環境に変化し骨延長の仮骨形成能力が回復することを明らかにした。
再生医学