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2016 年度 実施状況報告書

顔の三次元形態並びに粘弾性を用いて加齢の程度を判別する表情表出予測の数理モデル化

研究課題

研究課題/領域番号 15K15755
研究機関大阪大学

研究代表者

高田 健治  大阪大学, 国際医工情報センター, 招へい教授 (50127247)

研究分担者 谷川 千尋  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (70423142)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード加齢 / 顔 / 粘弾性
研究実績の概要

顔の表情は、社会生活において感情や思考の伝達を行う上で非言語コミュニケーションの手段として重要な機能を果たす。顔軟組織の経年変化を考慮した表情表出時の顔の3次元トポグラフィーの定量評価手法を確立することで、加齢に伴う皮膚の運動力学的特性の変化を反映させたオーダーメイドの矯正歯科治療(顎顔面の形態と機能の改善)の実現が可能になる。今年度は、日本人の女性40名を被験者としてYoung adult群とElderly群に分け、以下のデータ(#1)-(#3)を記録した。(#1) 非接触型3Dデジタルカメラ(Vectra, Canfield, U.S.A.)を用いて、安静時および笑顔表出時の顔面軟組織形態を記録する。笑顔の種類としては過去に本研究室にて再現性が確認されたPosed SmileとMaximum Smileを用いる。(#2) CutometerおよびCorneometer(Courage+Khazaka,ドイツ)を用いて、安静時の顔軟組織の粘弾性および保水量を記録する。(#3) 超音波エコー(東芝メディカルシステムズ社、日本)を用いて、安静時および笑顔表出運動後の口腔周囲の筋群および頬部の筋群における血流動態を記録する。以上の結果について解析を行い、下記の発表を行った。①第16回日本抗加齢医学会総会 横浜 2016年6/10-12顔の皮膚および皮下組織の物理性状と血流動態の加齢による変化:方法論の検討築野喜和子、谷川千尋、岡本圭子、中村裕行、柏田紘明、高田定樹、高田健治②The International Association for ental Research (IADR)June 22-25, 2016 - Seoul, Republic of Korea Dr. Chihiro Tanikawa PhD, and Kenji Takada

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り順調に進展している。

今後の研究の推進方策

2016年度の結果を元に解析を行い、学会にその結果の発表を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

顔週軟組織の経年変化を考慮した3次元トポグラフィーの定量評価手法を確立することで加齢に伴う皮膚の運動力学的特性の変化を反映させたオーダーメイドの矯正歯科治療の実現が可能となる。加齢の程度を定量的に評価するシステムの開発、最適化、精度検証を行うために被験者の顔面組織形態の記録を行っていたが、諸事情により被験者の人数を減らしたために繰り越しが生じた。

次年度使用額の使用計画

引き続き、その実現の為、解析、検証を行い、学会発表を目指す。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Reproducibility of Smiling Efforts Using 3D Facial Topograph2016

    • 著者名/発表者名
      Dr. Chihiro Tanikawa PhD, and Kenji Takada
    • 学会等名
      The International Association for Dental Research (IADR)
    • 発表場所
      Seoul, Republic of Korea(ソウル、韓国)
    • 年月日
      2016-06-22 – 2016-06-25
    • 国際学会
  • [学会発表] 顔の皮膚および皮下組織の物理性状と血流動態の加齢によるへんか:方法論の検討2016

    • 著者名/発表者名
      築野喜和子、谷川千尋、岡本圭子、中村裕行、柏田紘明、高田定樹、高田健治
    • 学会等名
      第16回日本抗加齢医学会総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(横浜市、日本)
    • 年月日
      2016-06-10 – 2016-06-12

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公開日: 2018-01-16  

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