研究成果の概要 |
顔軟組織の経年変化を考慮した表情表出時の顔の3次元トポグラフィーの定量評価手法を確立することで,加齢に伴う皮膚の運動力学的特性の変化を反映させたオーダーメイドの矯正歯科治療(顎顔面の形態と機能の改善)の実現が可能になる.そこで本研究の目的は(1)二つの年齢群(Young adult群, Elderly群)について,安静時と表情表出時の三次元顔面軟組織形態を記録することで,表情表出に伴う顔面軟組織の変化を解析する;(2)安静時の顔軟組織の粘弾性並びに保水量も計測することで,前記の計測変量と併せて,2群の識別に有効な要素(特徴変量)を明らかにすることにある.
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