研究課題
挑戦的萌芽研究
歯周炎原因細胞を用いた生体外歯周炎モデルの網羅的遺伝子発現解析により、歯周炎原因候補遺伝子をリストアップした。この遺伝子産物の働きを抑える因子を使用することで、モデルのコラーゲン分解は顕著に阻害された。これにより、世界で初めての歯周炎分子標的治療が可能となる。なお、歯周炎原因細胞は通常の歯肉線維芽細胞とは明らかに異なる細胞であることを、理研FANTOM5プロジェクトの支援により証明することができ、PCRによる原因細胞の検出法も確立した。
生化学