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2015 年度 実施状況報告書

老人施設における医療安全教育のコンピテンシーの同定とアセスメントツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K15781
研究機関山形大学

研究代表者

布施 淳子  山形大学, 医学部, 教授 (20261711)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード医療安全教育 / 介護保険施設 / 医療ケア / コンピテンシー
研究実績の概要

医療安全対策や教育はいわゆる総合病院の機能を持つ病院から導入された経緯があり、今後、医療ケアを必要とする入所者が増加する特別養護老人施設においる医療安全教育の実態と評価について掌握されていない。本研究では前年度(基盤研究(C))の結果を活かし、医療安全教育コンピテンシーの現状が不明瞭といわれる特別養護老人施設に対象に研究をすすめ、これまで研究者が行った総合病院の研究を基に医療安全教育のコンピテンシーの同定とアセスメントツールの開発を進める。
平成27年度は、調査規模は4000施設を予定していたが、医療ケアの実施状況を鑑み、特別養護老人ホーム3866件、老人保健施設3967件の計7833件に郵送し、留め置き調査を実施した。調査内容は、先に実施した総合病院の内容を介護保険施設に内容に沿うように再度検討を行った。具体的には、対象施設の属性、GRMの属性 、医療依存度、支援度、介護度、インシデント報告の有無、インシデント内容、研修の実施度、施設外研修の参加度、施設職員の介護・医療安全教育の到達状況、施設内の研修内容、医療安全教育での苦慮している内容等についてである。随時回収している。返信された回答を現在、解析を行うため、データを入力している。データ入力は、回収数が多く、質的回答もあるため、平成28年度にまたがり実施することになった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

当初の計画では、調査規模は4000施設を予定していたが、医療ケアの実施状況を鑑み、特別養護老人ホーム3866件、老人保健施設3967件の計7833件に郵送し、留め置き調査を実施した。当初計画より大規模な範囲で調査実施できたことから当初計画以上に進展していると判断した。

今後の研究の推進方策

平成28年度は回収データの入力の完了と分析が中心となる。質的データも含まれるので分析には時間を要すことが想定される。介護現場において現実的に導入しやすい医療安全教育のコンピテンシーが充実するように、統計的処理を行い構成要因の信頼性・妥当性を検討していく。

次年度使用額が生じた理由

調査用紙の回収として、調査実施後の郵便費の後納額の見込みが正確に算出できないため、使用予算として5千円弱繰り越しとなった。

次年度使用額の使用計画

3月に回収した郵便費の後納費として使用する予定である。

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公開日: 2017-01-06  

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