本研究の目的は、高齢者の虚弱Frailty予防に向け、色付け作業を取り入れた教育プログラムの有効性を明らかにすることである。75歳以上の在宅後期高齢者を対象に、地域コミュニティ活動の場において、健康生活(身体活動,栄養摂取,社会交流)に関する内容を取り込んだ健康プログラムを提供した。プログラム参加者の12ヶ月後評価の結果、半数以上の者で体重減少に加え、腹囲や栄養評価、身体活動量の減少と生活疲労度の増加が確認された。高齢者のFrailty予防に向けたプログラムとして、健康生活支援という視点の重要性が課題となった。
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