本研究では、急性期精神医療コメディカル全般を対象とし、精神的健康殿維持・改善のためのテーラーメイド型・コミュニケーション・プログラムの効果について検討した。アサーションおよび傾聴を軸とした、年齢、性別、職務経験年数、精神的健康度、ストレス耐性の指標を使用し、クロス集計表からできる複数パターンのプログラムを検討した。また、定量的調査、定性的インタビュー調査を実施し、学術的妥当性、臨床的実現可能性について検討した結果、プログラムの実施と評価において継続困難性の克服が課題であることが明らかになった。今後は研究期間終了後も、永続的に使用可能なオンライン・プログラム実施のスキーム作成が課題である。
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