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2017 年度 実施状況報告書

脳卒中再生医療時代の新たな機能低下予防介入を目指して:末梢神経機能評価への着眼

研究課題

研究課題/領域番号 15K15827
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

宮松 直美  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90314145)

研究分担者 西川 智文  京都光華女子大学, 健康科学部, 教授 (20647945)
森野 亜弓  滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (10633729)
一浦 嘉代子  滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (10738694)
池本 優子  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (90768433) [辞退]
森本 朱実  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (00780701)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード末梢神経 / 脳卒中 / 麻痺
研究実績の概要

脳卒中は死亡を免れても後遺障害を残す確率が高く、本邦の要介護予防のためには脳卒中発症予防及び発症後の後遺障害の予防が極めて重要である。一旦病巣が形成された脳卒中患者の多くは麻痺や言語障害などの後遺障害を残し、慢性期に再発を繰り返すなどで日常生活動作(ADL)が低下し、やがて要介護状態、死亡に至る場合が多い。特に下肢麻痺は歩行障害を引き起こしてADL低下と要介護状態の主要因となるため、看護学・理学療法学領域の研究および臨床において、脳卒中リハビリテーション、特に歩行障害の予防と改善に関するリハビリテーションが大きな課題の一つとして取り扱われている。
脳卒中治療の発展の可能性として再生医療による中枢神経再生が挙げられるが、再生医療による歩行障害の改善のためには歩行等の機能に関連する末梢神経が健全であることが必要であり、脳卒中患者の下肢末梢神経機能評価が必要と考えた。
平成29年度は前年度に引き続き、外来通院中脳卒中患者を対象に標準化された計測方法により脳卒中患者の末梢神経障害の有無を評価した。その結果、麻痺を有さない患者の神経伝導速度は53.4±5.28(R)、52.8±5.58(L)であった。右片麻痺を有する患者では52.8±3.99(R)、50.00±11.97(L)、左片麻痺を有する患者では51.2±5.78(R)、50.3±4.37(L)であった。麻痺側と健側の神経伝達速度に統計学的に有意な相違は認めなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

データ収集に時間を要したため、解析およびデータ公表に遅れが生じた。

今後の研究の推進方策

平成30年度は収集されたデータをもとに詳細な解析を実施し、その成果を公表する予定である。

次年度使用額が生じた理由

データ収集に時間を要したため、分析および成果公表等にかかる経費を次年度に繰り越す必要が生じた。

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公開日: 2018-12-17  

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