研究課題/領域番号 |
15K15830
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
川畑 貴美子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (40338190)
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研究分担者 |
常盤 文枝 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (00291740)
鈴木 玲子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (20281561)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 看護基礎教育 / 緩和ケア / QOD / QOL / 学士課程 |
研究実績の概要 |
本研究では、看護系大学の学士課程における緩和ケア教育の現状をQODの観点から把握・分析し、緩和ケアのQOD関連教育モデル試案を作成する。 研究実績概要:1.緩和ケアに関するELNEC=J(End-of-Life Nursing Education Consortium Japan)修了者を対象にヒアリング調査を予定していたが、対象候補者との日程調整が困難で、ELNECの研修の受講に変更し、体験した内容を分析した。ELNEC-Jコアカリキュラムは、エンド・オブ・ライフケアを提供する看護師に必要な知識を教育するための系統的・包括的なプログラムである。その内容から看護基礎教育で何が必要か準備していたらよいかを検討した。2.看護基礎教育用にシリーズで出版されている教科書(2015年7月現在)に着目し、タイトルの目次を検索した。その結果、基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児・母性看護学、地域・在宅看護学、精神看護学と多岐に渡る看護専門領域と教養科目に、生と死を考える教育の記載があり、領域を問わず必要な教育であると推察された。 3.日本看護系大学協議会JANPUに公表されている大学248校のうち、完成年度を迎えている大学(2012年以前に開設)208校と厚生労働省の都道府県別養成校数に記載のある看護専門学校(全日制3年課程)527校を対象に質問紙調査を実施するために質問内容を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、ELNEC=J(End-of-Life Nursing Education Consortium Japan)修了者を対象にヒアリング調査を行う予定であったが、対象候補者の施設内の倫理員会の承認を得てからのヒアリング調査では日程的に困難となった。 全国的なヒアリング調査に係る費用を修正して、全国の看護専門学科校と看護系大学の大規模な質問紙調査に変更する。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、日本看護系大学協議会JANPUに公表されている大学248校のうち、完成年度を迎えている大学(2012年以前に開設)208校と厚生労働省都道府県別養成校数に記載のある看護専門学校(全日制3年課程)527校に郵送による無記名自記式質問紙調査を実施する。 学士課程4年間での大学教育プログラム開発のための調査内容を検討し実施し、緩和ケアQOD関連教育モデル(試案)を作成する。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度は、ELNEC=J(End-of-Life Nursing Education Consortium Japan)修了者を対象にヒアリング調査を行う予定であったが、対象候補者の施設内の倫理員会の承認を得てからのヒアリング調査では日程的に困難となったために、調査方法を変更した。
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次年度使用額の使用計画 |
全国的なヒアリング調査に係る費用を拡大した質問紙調査法に変更し研究費の使用を修正する。内容は、日本看護系大学協議会JANPUに公表されている大学248校のうち、完成年度を迎えている大学(2012年以前に開設)208校のみ実施計画であったが、調査対象を拡大し、厚生労働省の都道府県別養成校数に記載のある看護専門学校(全日制3年課程)527校に郵送による無記名自記式質問紙調査を実施する。
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