本研究では、看護系大学206校と全日制3年課程看護専門学校472校を対象に、質問紙調査を実施し、最期まで生きることを支える教育(以下、「生きる教育」)の現状と課題を検討した。返送は、大学52校(27.5%)、専門学校137校(72.5%)。 「生きる教育」は、大学では独立科目として教員が担当し、専門学校では非独立科目で専門家を活用した授業運営が多かった。教育内容は、定義・概念、身体症状の看護、が最も多く、教育方法は、独立科目の大学では「教員講義」「事例」「GW」「映像」「演習」が多く、専門学校では「専門家講義」「講話」が多かった。今後は、教員同士の協働や仕組みづくりの必要性が示唆された。
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