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2015 年度 実施状況報告書

開心術を受ける患者のアドヒアランス行動を測定するための尺度開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K15836
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

宇都宮 明美  聖路加国際大学, 看護学部, 准教授 (80611251)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードアドヒアランス
研究実績の概要

開心術を受ける患者のアドヒアランス尺度を開発するために、国内外の文献レビューを実施した。文献では慢性疾患患者の療養行動に関するアドヒアランスに関する文献は多数認めたものの開心術のみならず、周術期におけるアドヒアランス文献は存在しなかった。またアドヒアランスという概念において、療養行動を含めた形での定義がされおり、服薬アドヒアランス、運度療法アドヒアランスという概念が明らかとなった。このため本研究のアドヒアランスに関しては、リスク予防アドヒアランスとして定義づける必要性が明らかとなった。以上の文献レビュー結果に関しては、本年6月の日本クリティカルケア看護学会学術総会で発表予定である。
文献レビューから、アドヒアランス尺度としていたものをリスク予防アドヒアランスと用語の定義づけを行い、尺度作成のための質問項目抽出のための研究の必要性が明らかとなった。
また、アドヒアランスの構成要素として、「患者の知識や認識」「医療従事者との関係」「セルフケア行動」「実際の行動」の要素が抽出された。しかし文献レビューでは対象が慢性疾患に限定されてたため、開心術を受ける患者への面接調査による質的研究を実施することになった。
現在、質的研究に関しては研究計画書を作成し、倫理審査申請中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

文献レビューで周術期のアドヒアランスに関する文献がなかったこと。
倫理審査の結果待ちであること。

今後の研究の推進方策

倫理審査で承認され、研究が開始になれば、開心術を受ける患者のリスク予防アドヒアランスの構成要素が抽出され、尺度の項目の信頼性と妥当性の検討を開始する。

次年度使用額が生じた理由

予定していた調査研究が倫理審査結果待ちであること。

次年度使用額の使用計画

予定している調査研究の旅費やテープおこしなどに使用予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 我が国におけるアドヒアランス研究の動向と周術期患者教育の課題に関する文献レビュー2016

    • 著者名/発表者名
      宇都宮明美
    • 学会等名
      第12回日本クリティカルケア看護学会学術集会
    • 発表場所
      自治医科大学
    • 年月日
      2016-06-04 – 2016-06-05

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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