平成18年度に実施したPAE(小児アレルギーエデュケーター)4名とアレルギー専門医4名に行った個別インタビューの質的分析結果から得られた結果は、平成17年度に実施したPAE(小児アレルギーエデュケーター)4名へのフォーカスグループインタビューで明らかになった結果をおおむね裏付けるものであった。 評価の観点となる<皮膚所見>、<行動側面(アドヒアランス)>、<QOL(親、患児)>は平成17年度の結果を支持するものであった。評価の観点である<治療内容の変化>は<皮膚所見>と合わせて評価を行うものであった。そして、<行動側面(アドヒアランス)>と<親・患児の皮膚状態の判断能力>は相互作用していると考えられた。また、発達段階によって患児自身の行動等でも評価することが医師やPAEから語られたことから、<セルフケアに対する親の満足・自信>を<セルフケアに対する親・患児の満足・自信>、<親の皮膚状態の判断能力>は<親・患児の皮膚状態の判断能力>と観点の修正を行った。<皮膚所見>は何らかのガイドラインに基づく客観的評価指標であり、<行動側面(アドヒアランス)>、<QOL(親、患児)>、<セルフケアに対する親・患児の満足・自信>、<親・患児の皮膚状態の判断能力>の4つの主観的な評価の観点の根拠となっていた。 評価の観点について実際に評価する指標としては、<行動側面(アドヒアランス)>では「薬の使用量」と「親・患児の言動」、<治療内容の変化>は「処方されたステロイドの強さ」、<セルフケアに対する親・患児の満足・自信>は「親・患児の主観的評価」と「親・患児のセルフケアに対する自信」、<親・患児の皮膚状態の判断能力>は「子どもの皮膚の改善を評価する親の力」と「自身の皮膚の改善を評価する患児の力」、そして<QOL(親、患児)>では「QOLの視点からみた親と患児の言動の変化」となっていた。
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