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2015 年度 実施状況報告書

将来の糖尿病発症者である妊娠糖尿病妊婦を未病にするケア開発と医療費削減の効果

研究課題

研究課題/領域番号 15K15851
研究機関浜松医科大学

研究代表者

安田 孝子  浜松医科大学, 医学部, 教授 (30377733)

研究分担者 中村 美詠子  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (30236012)
尾島 俊之  浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード妊娠糖尿病 / 食事摂取
研究実績の概要

妊婦に食物摂取頻度調査を実施し、食品群別摂取量、栄養素摂取量、食習慣についてGDMを発症した妊婦と発症しない妊婦で比較をすることによって、GDM妊婦の栄養摂取状況と食生活の特徴を明らかにし、妊娠中の健康な食生活支援への示唆を得ることを目的とする。対象者は妊娠18週から22週までの20歳以上の単体妊婦とする。合併症がある妊婦、外国人は除外する。配布は800名、回収は300名(回収率37.5%)であり、分娩終了者は100名であった。調査期間は平成26年11月から現在も調査継続中である。
調査場所は静岡県内富士市の総合病院1施設、診療所2施設である。
データ収集は、妊婦健診通院中の対象妊婦に研究の説明を行い、同意を得られた妊婦に、自記式質問紙(FFQg)を配布し、次回健診時に回収する。妊婦がカルテ閲覧に同意した場合、研究者が、出産後にカルテより検査データ、出産転機の情報を得る。
結果 100名中の妊娠糖尿病発症者は11名であり、発症率は11.0%であった。食物摂取に関して、全体では、エネルギー量1762.9kcal、たんぱく質60.9gであった。GDM群は、エネルギー量1848.2kcal、たんぱく質67.4g、脂質66.2g、炭水化物240.4gであった。エネルギー摂取量は、GDM群がコントロール群より有意に多く摂取していた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

1年目に妊婦の妊娠糖尿病(Gestational diabetes mellitus)の発症率とGDM発症者と非発症者の食事摂取と生活習慣についての比較を実施できたためである。

今後の研究の推進方策

今後はGDMを発症し、分娩終了後の血糖値等のデータを収集し、追跡調査を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

今後は妊娠糖尿病を発症した女性の追跡調査を行うために助成金を使用する予定である。

次年度使用額の使用計画

静岡県A市において妊娠糖尿病を発症した女性の分娩後の血糖値等の検査を実施して追跡調査を行うためである。

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公開日: 2017-01-06  

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