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2018 年度 研究成果報告書

将来の糖尿病発症者である妊娠糖尿病妊婦を未病にするケア開発と医療費削減の効果

研究課題

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研究課題/領域番号 15K15851
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 生涯発達看護学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

安田 孝子  浜松医科大学, 医学部, 教授 (30377733)

研究分担者 中村 美詠子  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (30236012)
尾島 俊之  浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
研究協力者 大井 洋子  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード妊娠糖尿病 / 妊婦 / エネルギー量 / 食事摂取量 / インスリン療法 / 糖尿病予防
研究成果の概要

静岡県内の3つの施設において2014年11月から2015年10月までに妊婦健診を受けた妊婦(配布602人、回収412名、回収率68.4%)に属性、食物摂取頻度調査、治療内容などを情報収集し、解析を行った。妊娠糖尿病を発症した妊婦(以下発症群)31人(7.5%)であり、妊娠糖尿病発症率は8.0%であった。発症群は全員が治療を受けていた。発症群は非発症群と比較して有意に妊娠前の体重が重く、妊娠初期の血糖値が高いが、体重増加量は少なかった。摂取エネルギー量は、有意な差がなく、両群ともに250 kcal/日程度と少ない傾向にあった。

自由記述の分野

助産学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において妊娠糖尿病の発症率は8.0%であった。先行研究においては7~12%と報告されている。発症群は全員が食事療法、インスリン療法のいずれかまたは両方を受けていた。平均エネルギー摂取量に関して発症群は1,920kcal、非発症群は1,707kcalであり、発症群の方が有意に多く摂取していた。しかし、厚生労働省の推奨エネルギー量2,000 kcalより両群ともに少なかった。発症群も非発症群もエネルギー摂取量を増やす健康教育が必要であることが示唆された。また、GDM発症妊婦の治療内容とケアの方法、巨大児の予防などによる医療費を分析し、費用対効果について検討する必要がある。

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公開日: 2020-03-30  

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