これまでの研究成果ならびに国内外の動向を踏まえ、わが国の一般市民の子宮移植医療に対する意向と許容度を再調査した。男女各300名(20~39歳)のアンケート調査結果より、「子宮移植は許される」とした者が76.4%、「代理母は許される」とした者が68.4%で、子宮移植を許容する意見の方が多数であった。子宮移植の臨床適用に対する意見では、積極的意見が40.2%で前回調査と同様であった。一方、「代理母」を知っている割合は60%以上を占めたが、「子宮移植」は20%前後であり、さらに「子宮移植による出産」を知っている割合は16.5%にとどまった。今後も情報開示と啓蒙活動の必要性が実感された。
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