地域に暮らす障害のある子どもとその家族の災害発生時における連携ニーズを明らかにし,総合的支援活動を実施するための連携方法の構築を目的として研究を実施した。災害時に地域や近隣の看護系大学に期待する障害のある子どもの家族の支援ニーズの調査を実施した結果,避難場所の提供及び障害者に必要な医療用品や生活必需品や人的資源,日頃からの交流を継続することによる信頼関係の構築,医療関係者や福祉関係団体との連携などのニーズが挙げられた。看護系大学との連携方法の一つとして、災害への備えや応急手当,身体の不自由な方の避難方法等についての講義と演習を交えた公開講座を毎年1回ずつ計3回開催しており、今後も継続していく。
|