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2017 年度 実施状況報告書

一人称視点による直接授乳場面の手本教材開発と母乳育児学習教材としての有用性

研究課題

研究課題/領域番号 15K15856
研究機関山形県立保健医療大学

研究代表者

菊地 圭子  山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (00444927)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード1人称視点 / 直接授乳支援
研究実績の概要

平成29年度は平成28年度に引き続き直接授乳場面の手本教材制作にむけたコンテンツの検討を行うとともに、手本教材のモデルとなる研究協力者の募集を行った。実際の母親の撮影にあたり画像のイメージをつけるため直接授乳を体験できる母乳育児体験セット(高研)を購入し、研究者が乳房モデルを装着して新生児モデルを抱きながら、母親の1人称視点によるどのような画像が教材として適切か検討した。直接授乳姿勢は交差横抱き、横抱き、縦抱きなど様々あるため、複数の授乳姿勢による画像が含まれたほうが望ましいと考えられた。しかしながら、初産の母親は新生児を保持しやすい交差横抱きで授乳することが多いため、交差横抱きでの画像を中心としたコンテンツが望ましいと考えられた。またおっぱいをほしがるサインを示す新生児の様子も撮影し、直接授乳動作だけでなく、授乳開始のタイミングや授乳終了のタイミングなども初めて直接授乳を体験する母親が視覚的に理解できるようなコンテンツが必要であると考えられた。
今年度は手本教材のモデルとなる研究協力者の募集を行い、研究計画等の説明を行った。手本教材のモデルとなる研究協力者は数名の目途が立った。
さらに、効果検証研究にあたり、候補となるフィールドを検討するとともに、研究実施までの倫理審査申請等必要なスケジュールを確認した。平成29年度内に当初計画を遂行することができなかったため、1年間の研究期間延長申請を行い、承認を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

平成29年度は研究代表者の職務執行に時間を費やす必要が生じたため、本研究遂行のためのエフォートを確保することができなかった。また、手本教材のモデルとなる研究協力者の確保に時間を要した。結果として、平成29年度計画していた手本教材制作とその効果検証を実施できず、大幅な遅れが生じた。

今後の研究の推進方策

平成30年度まで研究期間を1年延長し、当初計画の遂行を目指す。平成30年度は研究遂行のためのエフォートを十分確保できるよう職務の調整を行う。平成30年度前半までに手本教材を完成させるとともに、後半の効果検証研究に向けた倫理審査申請や調査フィールドの確保を行い、年度後半から効果検証研究を円滑に行えるよう計画的に遂行する。

次年度使用額が生じた理由

平成29年度計画遂行に遅れが生じたため、予定額の執行ができなかった。平成30年度は手本教材の制作とその効果検証研究のための費用を計上し、執行していく。

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公開日: 2018-12-17  

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