女性が内診を受ける際の羞恥心について調査し、最良の看護援助を探索することを目的として、名古屋市内の子宮がん検診の協力医療機関29施設の協力を得て、514部を郵送法で回収(回収率58.4%)した。 初診時の年齢、現在の年齢、受診回数および出産経験の有無に関して羞恥心との関連が認められなかったことから、若年者だけではなく全ての年代の受診者に対しても羞恥心に対して十分に配慮する必要があり、医療者は不用意な会話を慎み、受診者の聴覚が内診だけに集中しないよう働きかけることが、羞恥心を軽減させることに繋がることが考えられた。意志提示の方法には課題が残った。
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