研究課題/領域番号 |
15K15863
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研究機関 | 愛媛県立医療技術大学 |
研究代表者 |
森 久美子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 助教 (60468949)
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研究分担者 |
高田 律美 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 助教 (20515803)
岡 靖哲 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (60419025)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 子宮内胎児死亡 / 途上国 |
研究実績の概要 |
途上国においては妊婦健診や周産期医療が未整備で,2020年までに途上国の子宮内胎児死亡率を半減させるとの国際的な目標も掲げられているが,途上国での母子保健対策は十分に進展していない現状がある.途上国の実情に即した簡便かつ有効性の高い胎児モニタリング手法を検討するため,現地医療従事者と共同で実地評価している. 平成27年度には,研究に使用するエフマム胎動計を追加で購入し,台数を増やしての検討を進めている.現地との研究手法を協議・整合し,初年度の研究を実施した. 現地の状況については,雑誌論文として投稿し掲載されている.本年度には,引き続き昨年度の検討を継続し,特に現地における実地検討に重点をおいて,研究を進める予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現地での調査に必要な,現地官公庁の許諾,倫理申請手続きに予定より時間がかかったため,日本から訪問しての現地での実地調査が予定よりやや遅れているが,現地研究者によって研究は進捗しており,本年度には予定通りの検討を実施できる見通しである.
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今後の研究の推進方策 |
現地の大学病院,監督官庁との連携が十分取れていることから,前回の検討より機材を増やして,より多数の症例における検証を行う予定である. 研究代表者,研究分担者による現地訪問を密に実施し,現地での円滑な研究実施をさらに充実させ,研究成果を解析し,今後の医療支援,医療システムの構築に資するエビデンスを獲得して,さらなる実証研究につなげる予定である.
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次年度使用額が生じた理由 |
現地の官公庁,倫理申請手続きの遅れにより,現地調査の開始が遅れたため.
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次年度使用額の使用計画 |
初年度に予定していた現地調査を,2年目に振り替えて実施する.
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