研究課題/領域番号 |
15K15872
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研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 |
研究代表者 |
神道 那実 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (90434638)
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研究分担者 |
大西 文子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (00121434)
岡田 摩理 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (20745583)
遠藤 幸子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助教 (00817174)
鳥居 賀乃子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助手 (20743420)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 小児看護 / プレーパレーション / 診療報酬 |
研究実績の概要 |
2019年4月11日から2020年9月30日まで、産前産後の休暇および育児休暇の取得により研究を中断していたが、2020年10月1日より研究を再開した。 研究開始から年月が経過しているため、再度文献収集・検討を行いながら、2018年度に行った研究結果の分析を見直した。 2018年度には研究結果から、看護師のプレパレーションに関する認識や学習経験、実施しているプレパレーションの対象や方法、他職種との協力の有無、プレパレーションに必要な費用の出処などが明らかになった。今年度更に分析を進めることで、看護師の経験年数や勤務場所、プレパレーションの学習経験がプレパレーションの実施状況と関連していることが明らかになった。また、先行文献におけるプレパレーションの認識・実施状況と今回の結果を比較することで、プレパレーションの認識は高まり、学習経験も増加していることが明らかになったが、最近3か月のプレパレーション実施状況からは、日常的にプレパレーションが行われているとは言い難いこと、1回のプレパレーションにかかる準備・実施時間が短いことが分かった。このことは、必要性は感じていながらも実施に時間をかけられない状況を示唆しており、本研究結果を診療報酬(プレパレーションに必要な人・時間・物)の視点で検討することや今年度予定している学会発表や論文投稿によって広く公表することは、今後の質の高いプレパレーション実施の一助となると考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成31年度4月11日から令和2年9月30日まで、産前産後の休暇および育児休暇の取得により研究を中断していた。令和2年10月1日より研究を再開したが、研究結果の分析作業はほぼ完了しており、令和3年度の学術集会での発表に向けて準備をしている状況である。 最終年度である令和3年度に実施予定の学術集会での演題が採択され、論文および報告書の作成に必要な分析結果をまとめている段階であるため、研究再開後は順調に進展していると判断できる。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度の研究計画に基づき、令和3年度の学会発表に向けてのスライド準備を進め、その後論文作成と報告書の作成を同時進行で行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年4月11日から2020年9月30日まで、産前産後休暇および育児休暇にて研究を中断していた。2020年10月1日より研究を再開したが、2020年度は文献の再収集および分析結果の見直し等の作業であったため、研究費の使用がなかった。また、本研究に関連する学会は6月~8月の開催であり、10月以降に開催がなかったため、学会参加費や旅費も生じなかった。そのため、次年度使用額が生じた。 次年度使用額については、2021年度に予定している学会発表にかかる参加費や資料整理、論文・報告書作成にかかる印刷・製本費等に使用する予定である。
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