| 研究課題/領域番号 |
15K15873
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| 研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 |
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研究代表者 |
千葉 朝子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (50572624)
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| 研究分担者 |
野口 眞弓 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40241202)
橋村 富子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (80437128)
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| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| キーワード | 不妊治療 / アロママッサージ / ストレス |
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、不妊治療中の女性のアロママッサージのストレス軽減効果の検証を行うことである。ストレス軽減効果の検証は、生理学的指標および心理学的指標を用いて行う。生理学的指標は、ホルタ心電図によるR-R間隔変動及び唾液アミラーゼ測定を用いた。心理学的指標は、精神的健康30項目、Rozenberg自尊感情尺度、不妊治療を受けているカップルの親密さ尺度を用いた。マッサージ終了後にインタビューを行い、アロママサージによる気持ちの変化、ストレスに感じていることなどを調査した。
日本赤十字豊田看護大学の倫理委員会の承認及び研究対象施設の研究実施の承諾を得た。尺度開発者の許可が必要なものについては、尺度開発者の許可を得た。不妊治療中の卵胞期にあり、①不妊治療専門外来を受診し治療を行っている②治療方針が決まっている③質問紙調査に夫の協力が得られるの①～③の条件に合致した研究対象者にデータ収集を実施した。研究対象者の選定は、研究対象施設からの紹介を受けた。研究対象者に口頭及び文書で研究協力の同意を得た後、データ収集を行った。生理学的指標のデータは、マッサージ前後の唾液アミラーゼの測定及びマッサージ開始前10分からマッサージ終了時までのECGの装着により収集した。心理学的データは、マッサージ開始前に質問紙調査およびマッサージ終了後の面接調査により収集した。アロマハンドマッサージは、1．5％濃度のマッサージオイルを用いた。アレルギーのないことを確認後、手掌～前腕までのマッサージを10分間、左右の両腕に実施した。ベースオイルはスイートアーモンドオイル、エッセンシャルオイルは、ローズウッド・パルマローザを使用した。パートナーの研究の同意は、文書で行い、質問紙の返信を持って同意とした。データ収集は、研究者2名で行った。データ収集は、平成28年2月より開始した。現在は、データ収集継続中である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
不妊治療は治療期間が長くなるほどストレスが強くなることから、調査のストレスへの軽減効果の程度を明らかにするために、1カ月程度の間隔を開けて3回実施するとした。
研究計画では、平成27年度は1～2回の調査の実施を計画していたが、1回のみの調査となったため、当初の計画よりやや遅延した。
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| 今後の研究の推進方策 |
平成28年度は、介入群 アロママサージ群のデータ収集を引き続き行う。データ解析も同時に進めていく。介入群 アロママッサージ群のデータ収集終了後は、対照群のデータ収集を開始する予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
物品費の中にホルタ心電図の解析料を計上していたが、研究の開始がやや遅延したため、当初の計画と使用額に差が生じた。
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| 次年度使用額の使用計画 |
介入群 アロママッサージ群および対照群の生理学的指標のデータ収集に必要な唾液アミラーゼチップ、ホルター心電図用の物品の購入、ホルタ心電図解析料、パートナーへの質問紙郵送料、研究者の研究対象施設の旅費などに使用する計画としている。
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