研究課題/領域番号 |
15K15874
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研究機関 | 兵庫大学 |
研究代表者 |
渋谷 洋子 兵庫大学, 健康科学部, 講師 (20434962)
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研究分担者 |
川上 あずさ 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00434960)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 小児がん / インフォームドコンセント / バウムテスト |
研究実績の概要 |
がん闘病経験のある子どもの体験や心理的側面を検討し、子どもが望むインフォームドコンセントを明らかにする目的で、小児がんを体験した10歳以上で、寛解後5年以上10年未満の子どもを対象に、面接調査とバウムテストを実施する。その上で、所属大学の研究倫理審査を受け、承認を得た。 第57回日本小児血液・がん看護学会学術集会、第13回小児看護学会に参加し、研究対象者となる小児がん経験者の経験談や小児がん経験者の配偶者のお話を聴いた。また、「他職種医療者合同シンポジウム 小児がんの子どもと家族の治療・検査・処置における意思決定プロセスを支える他職種連携」において、国立がん研究センター中央病院の医師の「小児がんのこどもの治療におけるインフォームドコンセントとアセントにおける医師の役割」という研究発表を聴き、本研究をすすめていくにあたっての示唆を得た。第37回近畿小児血液・がん研究会公開シンポジウムに参加し、小児がん経験者の社会的自立支援について、示唆を得た。 公益財団法人がんの子どもを守る会への研究依頼を行い、当該財団法人の調査研究委員会の審査に謀ったが、了承が得られなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究対象者のリクルートにおいて、公益財団法人がんの子どもを守る会に調査研究委員会の審査に諮ったが、承認されず、研究対象者がみつからなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、公益財団法人がんの子どもを守る会の活動や、関連学会の研究発表内容などから、研究遂行における示唆を得ていく。同時に、研究対象者が得られるよう、関連病院・施設等に研究依頼を行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究対象者のリクルートに困難が生じ、実施予定であった研究1が遂行できなかったため、未使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度は、研究対象者のリクルートを行い、当該年度に行えなかった研究1を実施していく予定である。並行して、研究2の事前調査等の準備を行っていく。
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