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2017 年度 実施状況報告書

がんの子どもが望むインフォームドコンセントのあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K15874
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

渋谷 洋子  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (20434962)

研究分担者 川上 あずさ  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00434960)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード小児がん / インフォームドコンセント / バウムテスト
研究実績の概要

平成29年度は、小児がんを体験した子どもが望むインフォームドコンセントのあり方に関する構成要素を明らかにすることと、がん闘病体験のある子どもの体験や心理的側面を検討する目的で、小児がんを体験した10歳以上で、寛解後3年以上10年未満の子どもを対象に、面接調査とバウムテストを実施することを目標とした。
前年度、対象者のリクルートに困難をきたしたため、対象者の基準を見直し、新たに協力体制を組み、3名の対象者に了承が得られ、データ収集を実施した。第37回日本看護科学学会学術集会に参加し、研究課題に関連する「発症時の発達段階の違いによる青年期の小児がんサバイバーの病気体験とセルフケアの特徴」等、研究課題に関連する発表を聴き、示唆を得た。また、日本小児看護学会教育委員会の2017年度研修会「子どもと家族との関わりから始めるケア~小児看護におけるコミュニケーションスキルを身につけよう~」に参加し、研究課題に関する支援方法を考える上での知見を得た。
研究1で、子どもが望むインフォームドコンセントのあり方に関する構成要素を明らかにした結果を基に、研究2では、がんの子どもの看護を実践している看護師と共に、インフォームドコンセントのあり方のモデルを検討していく予定のため、その体制作り等準備を行った。
今後、データ収集と分析を行いながら、インフォームドコンセントのあり方のモデル検討のための体制整備を進め、検討を行っていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究実施体制が整わず、対象者のリクルートに困難を来たしたため、再度協力体制を編成し直した。

今後の研究の推進方策

新たな協力体制のもと、対象者のリクルートとデータ収集を続けていく。データ収集と分析を行いながら、インフォームドコンセントのあり方のモデル検討のための体制整備を進め、検討を行っていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

(理由)
研究対象者のリクルートに困難を生じ、実施予定である研究1が遂行できなかったため、未使用額が生じた。
(使用計画)
次年度は、新たな協力体制でのデータ収集のための旅費、テープ起こしのための費用、研究2の支援方法の検討会のための会場費、参加者の旅費、会議のための持ち運び可能なPC等、成果発表のための学会参加費、それに関わる旅費として使用予定である。

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公開日: 2018-12-17  

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