研究課題
挑戦的萌芽研究
研究目的は、脳卒中発症後8年以上在宅生活を送る高齢者の持てる力を明らかにし、在宅生活を送る上で持てる力の発揮に向けた必要条件を構造化することであった。脳卒中高齢者は、要介護2~3であり、家族との同居生活を送っていた。在宅生活を8年以上経過してもなお在宅生活が送れる条件は、「リハビリテーションの継続する力」、「健康管理の力」、「生きる意欲」、「日常生活の工夫する力」であった。これらは、家族、友人、専門家からの支援によって支えられていた。
老年看護
脳卒中発症後8年以上在宅生活を送る高齢者の持てる力を明らかにし、在宅生活を送る上で持てる力の発揮に向けた必要条件を構造化した。これらの条件は、高齢化の進行に伴い医療費の増大から医療福祉政策の一つとして在宅の生活が推奨されている。健康障害を持ちながら生活機能を維持管理できている脳卒中高齢者及び家族の卓越した方法を、QOLを高めるための材料として提示することで、在宅生活継続に結び付けることができる。