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2016 年度 実施状況報告書

在宅酸素療法を必要とするCOPD患者の訪問看護の効果

研究課題

研究課題/領域番号 15K15904
研究機関純真学園大学

研究代表者

波止 千惠  純真学園大学, 看護学科, 准教授 (70570026)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードCOPD患者 / 在宅酸素療法 / 訪問看護
研究実績の概要

本研究は65歳以上の在宅酸素療法を行っている慢性閉塞性肺疾患患者(以下COPD患者)が急性増悪を起こさず在宅療養を継続するための訪問看護の効果を明らかにしようとするものである.
平成27年度よりA県の呼吸器の専門医を標榜している病院の研究協力の依頼を行いA病院では,39名,B病院では16名,計55名のCOPD患者にLIMQ及びCAT,喫煙指数,家族の支援などの聞き取り調査を行いセルフマネジメントに必要な情報収集を行い,2015年から過去5年間において診療録より,在宅酸素療法開始時から急性増悪の有無やその状況について,年齢,家族構成,喫煙指数,併存症(認知症,高血圧,糖尿病,陳旧性肺結核,気管支喘息など)の有無,酸素流量,肺機能,BMI,CAT,呼吸リハビリの有無,ワクチン接種(インフルエンザ,肺炎球菌)の調査を行った.
研究対象者は,訪問看護を利用している群22名と訪問看護を利用していない群14名である.訪問看護を利用している22名のうち急性増悪を発症した者は13名,急性増悪を発症しなかった者は9名.訪問看護を利用していない14名のうち急性増悪を発症した者は6名,急性増悪を発症しなかった者は8名であった.現在訪問看護利用の有無と発症の有無及び発症に影響する因子について分析中である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究対象者の36名に対しての分析はすすんでいるが,診療録からの調査を行うため研究協力の同意がなかなか得られず,研究対象者が少ない.

今後の研究の推進方策

今後研究協力の依頼は行ってみるが,協力が得られない場合は36名で分析を行う予定である.

次年度使用額が生じた理由

当初予定していた研究対象者の人数分の調査ができなかったため,データ入力の人件費の必要性がなかった.

次年度使用額の使用計画

引き続き研究対象者となるCOPD患者に研究協力の依頼を行い,同意を頂いたVOPD患者が増えた場合はデータ入力の人件費として使用したいと考える.

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公開日: 2018-01-16  

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