研究課題/領域番号 |
15K15910
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小林 和成 岐阜大学, 医学部, 准教授 (70341815)
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研究分担者 |
石原 多佳子 岐阜大学, 医学部, 教授 (00331596)
纐纈 朋弥 岐阜大学, 医学部, 准教授 (40457114)
玉置 真理子 岐阜大学, 医学部, 助教 (00377681)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 介護予防 / 男性高齢者 / ソーシャル・キャピタル / 評価尺度 |
研究実績の概要 |
当該研究にかかるソーシャル・キャピタルの定義、地域共生意識の評価視点の枠組みの再々検討を試みた。 評価視点として、『信頼』は一般的な信頼度、親類・親戚への信頼度、近所・近隣の人々への信頼度、友人・知人への信頼度、自治会・老人会員への信頼度、趣味・スポーツ・クラブの仲間への信頼度、仕事・職場の仲間への信頼度、メール・SNSの仲間への信頼度、保健医療福祉関係者への信頼度等の「信頼」、及び地域・地区への愛着度、地域・地区の公民館・集会所への愛着度、地域・地区の小中学校への愛着度、地域・地区の商業施設への愛着度、地域・地区の保健医療福祉施設への愛着等の「愛着」が想定された。 『つきあい・交流(ネットワーク)』は、親類・親戚との付き合いの程度、近所・近隣の人々との付き合いの程度、友人・知人との付き合いの程度、自治会・老人会員との付き合いの程度、趣味・スポーツ・クラブの仲間との付き合いの程度、仕事・職場の仲間との付き合いの程度、メール・SNSの仲間との付き合いの程度等が考案された。 『社会参加(互酬性の規範)』は、地縁的な活動への参加状況として自治会や老人会、小中学校等の活動(定例会の他お祭り、運動会・文化祭、道路愛護・環境美化、防災・非難訓練等)への参加状況、ボランティア活動への参加状況、趣味・スポーツ・クラブへの参加状況、広報誌・商業誌への参加状況、SNS・インターネットサイトへの参加状況等が挙げられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
自治体や施設等の調査協力が得られるよう、日頃より研究者が教育や研究においてフィールドワークを行っている関係機関や関係者への説明を行ってきた。 また、商業誌に当該研究にかかる内容を投稿し、広報的な活動も実施した。
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今後の研究の推進方策 |
ソーシャル・キャピタルの視点に基づいた男性高齢者に特化した介護予防にかかる評価視点を中心に明らかにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
自治体や施設等での聞き取り調査を実施できなかったため、交通費やテープお越し代金等が未使用となった。 今年度は、ソーシャル・キャピタルの視点に基づく男性高齢者に特化した介護予防の評価視点を中心とした聞き取り調査を実施する。 その後、でき得る範囲内におおいて教具を試用しての意向や考え等も聴取していくこととする。
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