研究課題/領域番号 |
15K15930
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 中部学院大学 |
研究代表者 |
植松 勝子 (植松勝子) 中部学院大学, 看護リハビリテーション学部, 講師 (30720429)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 発達障がい児早期支援 / 保護者支援 / 母子保健と保育所の連携協働 / 1歳6カ月児健康診査 / 社会性の発達 |
研究成果の概要 |
ASD児やADHD児の早期発見として、乳児期後半からの社会性の発達の状況の把握と1歳6カ月児健診でのスクリーニングが重要となる。未満児保育を利用している保護者に対し、1歳6カ月児健診におけるスクリーニングに保育士も介入できる体制が必要といえる。保育所と母子保健の連携として、保健師による巡回相談など園訪問により、保健師と保育士が連携協働できる体制づくりが必要である。また、保護者が子どもの発達特性を理解できる支援が急務といえる。保護者が休日を利用して、保育参観できる仕組みや保護者が参加できる子どもの発達に関する学習会などを開催し、働く母親が子どもの発達の特性を理解できる仕組みづくりが必要である。
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自由記述の分野 |
地域看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健やか親子21(第2次)の重点課題「育てにくさに寄り添う支援」の具体的な支援体制として、乳児期後半の母子保健事業を実施している市町村が増加しており、発達障がい児の早期支援に寄与している状況が明らかになった。しかし、1歳6カ月児健診における社会性の発達のスクリーニングには市町村格差が生じていた。 未満児保育の増加により、1歳6カ月児健診後の親子療育を実施しにくい状況にあり、保育所入所前の乳児期後半における支援の在り方、入所後の母子保健と保育所の連携について、保健師と保育士の連携協働が必要である。その対策として未満児保育における巡回相談や1歳6カ月児健診に保育士が介入しやすい体制作りが必要である。
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