研究課題
昨年度まで検討していた経年劣化見積もり手法は,あるワークロードを仮定して,そこから一意の信号確率を抽出して計算に用いていた.しかし,実際のプロセッサの稼働においては,常に一定ワークロードで動作しているわけではなく,常時刻々と変化している.したがって,単一のワークロードのみを考慮した場合だと,劣化により最悪遅延となるパスを見逃す可能性がある.さらにワークロードの推定はそれ自体が困難な課題である.本研究では,ワークロード依存の最悪ケースの劣化を,稀少事象を模擬する手法の1 つであるSubset simulation アルゴリズムを用いて高速に推定する手法を提案した.モンテカルロ・シミュレーションを適用した場合と比較して,計算時間を36 倍高速化できることを示した.
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IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences
巻: E100-A ページ: 2797-2806
10.1587/transfun.E100.A.2797
巻: E100-A ページ: 1464-1472
10.1587/transfun.E100.A.1464
http://dslab.naist.jp/
https://sites.google.com/view/shintanimichihiro/