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2017 年度 実績報告書

概念モデルとアシュアランスケースによる国際規格認証ドキュメント生成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K15971
研究機関日本大学

研究代表者

松野 裕  日本大学, 理工学部, 准教授 (70534220)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード安全性国際規格 / アシュアランスケース
研究実績の概要

アシュアランスケースとは、システムの安全性やセキュリティを保証するためのドキュメントである。システムの複雑化に伴い、システムの安全性やセキュリティを保証することは困難になり、そのためアシュアランスケースの重要性は増している。しかしながら、アシュアランスケースを記述することは多くの困難であることが知られている。本研究では、アシュアランスケースをシステムの安全性やセキュリティの概念を表すメタモデルから生成することを目指した。本研究で、もととなるメタモデルはOMG(Object Managemetn Group)で国際規格として発行されたDependability Assurance Framework(DAF)である。本研究の主な成果は、DAFでメタモデルを元に定義した、Dependability Assurance Case Templateである。Dependability Assurance Case Templateはメタモデルの定義を満たした上で、システムの安全性を保証するためのアシュアランスケースを作成するためのテンプレートである。本研究ではDependability Assurance Case Templateを用い、自動車エンジンシステムのアシュアランスケースを作成し、DAFに載せた。また、Dependabiliyt Assurance Case Templateは、企業で使用した例が報告されている。しかしながら本研究の大きな目的である、メタモデルからのアシュアランスケースの半自動作成はツールにおける部分的な実装にとどまった。今後、研究を継続し、実現させていきたい。特に現在、自動車企業の方々とアシュアランスケースの実用化に関する議論を重ねており、本研究の成果を活かしていきたい。

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公開日: 2018-12-17  

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