オンデマンド型電力供給 (Energy-on-Demand: EoD) は需要家サイドの電力マネジメントのための新しいコンセプトであり,電力の流れを高度に制御することを目的とする.利用可能な電力が限られている状況で,電力割当マネージャが最適な電力割当を計算し各家電への電力供給量を制御する.本研究では,家電の消費電力の組合せ最適化に基づくEoDシステムの提案,実装および評価を行った.具体的には,現実環境への適応を考慮した問題の定式化を行い,多重選択ナップザック問題や割当制約付き複数ナップザック問題に対するアルゴリズムを用いて電力割当を最適化するシステムを構築した.
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