本研究では,カメラ付きのセンサノードの絶対座標をGPSよりも高精度に特定する方法を考案した.この方法では,センサノードがLEDライトを搭載するアンカノードの光信号をカメラで検出し,アンカノードの方角を計測することで,幾何学的計算により自ノードの存在位置を精密に推定する.評価実験を行ったところ,アンカノード近傍に配置されるノードに関して,位置推定誤差をGPSの1割程度に抑えることが出来た. さらに,できるだけ正確に被覆範囲を自動で特定することを試みたところ,障害物の位置を特定する部分において新しく大きな課題が見つかり,新たな研究テーマを設定して解決を試みることとした.
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