平成27年度では、主に端末によるDNSSEC検証の負荷調査とシステムの設計及び実装を行なった。性能実験では端末の合計性能が更に高くなる可能性について確認できた。次に、DNSSEC検証のエラー処理機能を含む端末によるDNSSEC検証システムの実装及び機能評価を行なった。 平成28年度では、初年度の成果を国際会議で発表し、ローカル及び実環境で評価した成果を含めて論文誌に投稿し採択された。また、端末での名前解決のキャッシュ機能を有効化する方法を提案し、その成果を研究会で発表した。更に、端末でDNSSEC検証を行う際にリゾルバを分散して使う方法を検討し、プロキシで実現可能であることを確認した。
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